年金機構の事務所へ2回目

さて、彼女の手元に大学からの卒業証明が届いてきた。在籍年月日もしっかりわかる。必要書類をもって、国民年金の受給のための手続き、年金機構の事務所へ2回目である。
相談員は、前回と同じ人にあたった。偶然だ。話がすぐに通じる。カラ期間として使える在学期間は、俺も彼女もざっと3年だろうと思っていた。44か月不足だが、かなりの部分がカラ期間で埋めることができれば、例えば36か月使えれば、もう少しだけ払えばなんとかできるかもしれないと思っていたのだ。だが計算してみると、44か月の不足がそれだけで埋まってしまうという。一浪しているから20歳からなら3年だろうと考えていたのだが、彼女は早生まれ。4月が誕生日だったのだ。だから、それで44か月を越してしまった。
受給できますねと相談員は言う。いやぁ良かった。しかしその時に不足している、持っていなかったのは、住民票と振込をする銀行口座の通帳であると告げられた。戸籍謄本は、前回取得してある。死別した旦那を含む戸籍をとるため今の戸籍をとったのだが、それが使えた。あれ・・・。こっちも結局年金用になるわけだから、手数料を無料にできたんだ。
相談員は、この窓口ではなく、別のフロアの窓口で、年金の加入開始の時期を修正してもらって来いと言う。つまりその期間は学生だから年金の加入はパス。未払い期間ではなく、加入してない期間に直してもらい、それをカラ期間として計上する。データーの修正は、この窓口、このフロアではできないのだという。

2日目
1)年金機構の相談フロア -> 2)年金機構のデーター修正などのフロア

1日目
1)住所地の自治体の役所 -> 2)隣の自治体の役所 -> 3)昼飯 -> 4)年金機構 -> 5)卒業した大学

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